就活&証明写真のQ&A
目的別の撮影プラン
2024年卒業予定の方までは、今までの日程と当面同じといわれています。(一応です) この当面同じというのは、皆さんもご存知の経団連側が就活ルールを撤廃すると発表したのに対して、政府がストップをかけたからです。理由は「学生の就学時間の確保」と「就活生の混乱を防ぐため」とされています。
というわけで、2022年の就活も
2023年 3月エントリー開始。
2023年 6月筆記試験、面接。
2023年 10月内定式
ざっくりとこんな感じです。
ですがこれを鵜呑みにしてはいけません。
そもそも経団連(一般社団法人 日本経済団体連合会)とは何かというと、日本の代表的な企業1,300数社からなる団体で、その使命は
“総合経済団体として、企業と企業を支える個人や地域の活力を引き出し、日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与することにあります。”
とあります。
引用元:経団連ホームページ
その中に、
“経済界が直面する内外の広範な重要課題について、経済界の意見を取りまとめ、着実かつ迅速な実現を働きかけています。同時に、政治、行政、労働組合、市民を含む幅広い関係者との対話を進めています。”
という記載があります。
「内外の広範な重要課題について・・・迅速な実現を働きかけています。」と書いてあるのですが、まさに優れた人材の確保が明らかに後手に回ってしまい、財界、経済界から就活ルールの縛りを撤廃してほしいと要望があったに違いありません。それしかないでしょう。
というのも日本国内だけの話しですが、企業数(会社の数)が日本中で382万社ある中で、大企業と言われている会社が1万1千社(全体の0.3%)あります。そして更に経団連に属している会社の数が1300数社なので、就活ルールの及ばない会社は全体の99.96%。しかも国内と書きましたが、もちろんベンチャー、外資にしてみれば「就活ルール?何それ!良い人材ははやくツバつけて確保だ~」って感じでしょう。
3月に入ってそれが裏付けされた酷い新聞記事を見ました。3月1日に開かれた合同会社説明会である会社の人事部の方が「今年は解禁日という感覚がなかった。まるで消化試合のような雰囲気だった」と話したそうです。
どういう事かというと、噂ではこの3月1日(解禁日)の段階で内々定をもらっている学生(2020年卒予定)が4割もいたとかいなかったとか・・・優秀な人材は経団連の縛りがない他のベンチャー、外資、中小企業によって青田刈りされて例年にくらべて就活解禁日に良い人材が残っていなかったという事らしいです。
2019年の年末から2020年の初めにかけて関西にある大学数校のキャリアサポートに呼ばれて、証明写真の出張撮影に行ってまいりました。証明写真を必要とする学生さんの集客は学校側で募ってもらうのですが、今シーズンは学生の動きがどうも反応悪かったです。
キャリアサポートの先生方に伺うと「今年はなんだか反応が悪くて・・・」とか「うちの子たちノンビリさんなので・・・」とか、なんだか先生方も生徒さん達に就活を煽っても反応がない感じを語ってくれました。今となってはそれもそのはず!先にも書きましたが、意識の高い学生さんはこの時期既に内々定をもらっていたのですから。
キャリアサポートの在り方が、平均的な就活ルールに則ったものから、積極的にインターンシップに誘導する方向にシフトしていくでしょうね!ここが微妙なところで、教授らは就学期間にはちゃんと学ばせたい。キャリアサポートは早い時点で内々定もらってほしい。このせめぎあいが各大学で今後の悩ましいポイントになりそうですね。
さて、私たちフォトスタジオでは今シーズンどうだったかというと、2019年は確かに1回生2回生3回生のサマーインターンシップに向けての撮影が多かったように感じます。2020年の年明けには就活写真の予約が一杯だったのですが、2月に予約していた数人から「もう内定いただいたので、証明写真の必要が無くなりました」とキャンセルの電話もありました。
この政府主導の就活ルールにきっとこの1年また振り回されるんだろうなぁ・・・って感じです。企業の人事部や大学関係者の多くの方、就活をビジネスにしている様々な業界の方は2020年卒の就活動向を様子見で、企業は建前の就活ルールを守りつつ水面下で優れた人材を獲得するなんらかの方法を編み出すことでしょう。もうその方法は編み出されていて上手く使いこなしているレベルかもしれませんが。
結局、内閣府からお達しで経団連へ現行と同じ日程(エントリー3月、選考6月)で要請されました。双方グローバル化、IT化が進むなか、このルールが遵守されないと分かっていながらの決断です。日本の長きにわたる新卒一括採用の慣わしが、大きな組織の足枷になってしまったわけです。
2021年以降の就活を成功させたい学生諸君は、政府や経団連の建前的なこの口上に付き合わなくても企業側から応募されるサマーインターン、オータム、ウィンターそしてエントリー直前のスプリングインターンシップになんとか潜り込むことが大切で、この参加が学生の普通の行動になってくるのではないでしょうか。
うちのスタジオには現2回生(2020年8月時点)、1回生の子達が、既にインターン用の写真撮影にやってきています。大学での学修時間との兼ね合いが大変でしょうが、この姿がこれからの学生のデフォルトになるでしょう。
企業セミナーエントリーシートの提出は大学卒業、修了年度に入る直前の3月からになります。
就活写真を履歴書、エントリーシートに間に合わせようと思ったら年末年始から準備を始めて、せめて提出の1週間前には用意しておきたいですよね。
3月1日に一斉に出すなら、写真と原稿は遅くてもそれの1週間前!2月中旬ってことです。
エントリーシートを期限より早く提出したり書いたりするのには明確なメリットがあります。
誤字、脱字などを見直す時間が多く取れ、採用担当者からの減点を避ける事ができます。
実際、採用担当者からは早めに届いたエントリーシートほど出来がいいと聞いています。
これら踏まえて考えると、いざという時に手元にありそうで無いのが証明写真です。
せっかく丹精込めて考えたエントリーシートも、急場しのぎのボックス写真では自分で必ず後悔するハズです。
4回生の夏を迎える頃に慌ててスタジオに撮りに来られる方に聞いいてみると、もっと早くからちゃんとしたスタジオで撮るべきだったとおっしゃっているのをよく聞きます。
就職活動で必須になってくるアイテムの1つに証明写真のデータがあります。この数年ほとんどの方が必要としており、なかには証明写真のデータだけあれば十分という方もいらっしゃいます。
ココロスタジオの証明写真データはOpenES用データとして販売していますが、リクナビさんやマイナビさんに準じたものをご用意しております。
エントリーシート用データの詳細は下記の通りです。
・OpenES用データ
ファイル形式JPEG
画角-縦600pix × 横450pix
解像度72ppi
・L判プリントデータ
ファイル形式JPEG
画角-縦12cm × 横9cm
解像度300ppi
OpenES用データはその名の通りwebでエントリーする時に使用するものになります。自宅のネットやスマホのキャリアを使ってエントリーしますので、データ量を抑えた(150kb前後)軽いものに加工されています。
納品されたデータは大事に保存し、更にクラウドを使ったサービスにバックアップ保存する事をオススメいたします。
L判プリントデータはおまけでお付けしているものです。少し広めの画角で納品しますので、ご自分で自由にトリミングや編集してお使いください。解像度をプリント用の300ppiでお渡ししておりますので、急に証明写真のプリントが必要になった場合にコンビニやDPEショップで印刷可能です。
お急ぎではない場合、ココロスタジオで焼増し注文頂きますとオリジナルからプリントしますので綺麗な仕上がりでお渡しできます。
証明写真データ(OpenES用データ)の納品方法ですが、メールで写真をお渡ししますのでPC系のアドレス(Gmail推奨)をご準備ください。キャリア(通信会社)の付属アドレスでは、送ったサイズより勝手に小さくなる場合がありますのでお勧めできません。
就活用の証明写真は、時間にも気持ちにも余裕のある時に撮っておくのがベストです。
ココロスタジオでは仲の良いお友達と一緒に予約すると更に特典がありますので、リラックスした雰囲気で良い証明写真を早めに撮っておきましょう。