アフターコロナのビザ申請
ビザ申請が必要な国はどのような国かというと、相互査証免除協定が結ばれていない国という事です。これはお互いの国が譲り合いできないくらい社会体制に隔たりがある国や、おもに経済的に格差がある国をさします。
政治的な決断でそうはなっていますが、経済活動は別物と考えるのが普通です。ビジネスパーソンは会社または個人の利益の為にどこまでも行きますよね!
さてアフターコロナのビザ申請ですが、2020年11月初旬現在1番多いビザ申請は中国と韓国です(当社調べ)。中国ビザの申請はコロナの前からレギュレーションに厳しく、アフターコロナは一段と厳格なものになってきているようです(嫌がらせに近いレベル)。ココロスタジオのお客様もこの厳しい規則で泣かされていました。
日本人の常識で考えない方がいい。大使館へいけばそこはもう異国
パスポートとビザの違いは発行する国の違いです。私たち日本人は日本国発行のパスポートを持ち、渡航先である相手国のビザを申請します。要はビザとは相手国の審査を通った者だけが与えられる、向こうの規則に則って発行されるパスです。
日本人感覚でこれくらい大丈夫だろうとか、OKかNGの境目は全てOUTと思ってもらって構いません。例えば顔写真は「眉を出せ」とレギュレーションに書いてあったら、あからさまに眉を出した写真じゃないとOUTになります。その他にも「耳を出せ」とか、「プリントの3mm下から頭が始まり、顔の大きさは34mm±3mm」とか細かい指示があり、その通りに提出しないと、今まで費やしてきた時間を無駄にします。
証明写真だけでも細かい指示があるので、提出書類の細かさは推して知るべしですね!
例えば背景色。顔の大きさ。衣装。髪の毛。眉毛。
その他にも注意点はありますので、大使館発行の最新ビザ申請情報を確認してください。最新と書いたのは、国やビザの種類によっては短期間で細かく変更されている場合があるからです。写真館やフォトスタジオでは各国の最新ビザ情報をいつもチェックしている訳ではありませんので、内容をしっかり把握したうえでお店のスタッフさんにお伝えください。
過去にあったビザ用証明写真の手直しを記しておきます。
・背景が白指定で、ほんのわずかベージュ掛かっており、真っ白になるように編集で手直し。
・就労ビザの申請でTシャツ姿の撮影をしたが、スーツもしくは襟付きのシャツ以外はNGという事で別日に再度撮影。
・髪の毛が眉に掛かっており、再度撮影。
・ビザではありませんが、グリーンカード用の写真を笑顔で撮った方が有利になるという事で再度撮影。
最後のグリーンカードの取得はまた別物ですが、ビザ申請の写真は誠実さをアピールするつもりで、髪の毛から洋服の着こなしまで、隙なく準備していただけたらと思います。
お国事情
2020年11月現在ですが日本の有効求人倍率1.04倍と僅かに売り手市場ですが、特定の職種に圧倒的に労働人口が足りていません(特にエッセンシャルワーカー)。足りていないから外国からの労働者をあてにしてしまうのですが、国によっては逆で、これ以上労働者を増やしたくない国もあります。ただでさえ自国の国民が職を探しているのにわざわざ外国からの労働者を入れたい訳がありません。そんな国はビザの申請も大変でしょうね。そう言った意味で審査が厳しいのも納得がいきます。
ビザ用の証明写真の予約はコチラからお願いします。